愛するあなたを殺させないため、死に戻った私はこの恋を捨てると決めた
「……しっかりしなくちゃ。ロジェリオに心配は、かけられないもの」
そう言って、エリシアは懸命に口角を引き上げた。
昼過ぎに訪ねてきたロジェリオは、大きな花束を抱えていた。その花を見た瞬間、エリシアは大きく目を見開く。
「やぁ、エリシア。きみと会えない時間は、とても長く辛いものだったよ。愛するエリシアに、これを。雪みたいな花をたくさん集めて、一抱えの花束にしてみたんだ」
「かすみ草の花束……! 素敵!」
エリシアは目を輝かせて花束を受け取る。大好きな本に出てくるシーンを再現してくれたプレゼントに、エリシアの頬は喜びで赤く染まった。
かすみ草だけをたっぷりと束ねた花束は、ボリュームがあるのに軽い。まるで本当に雪を集めて花束にしたみたいだ。
「どんな花よりも、この花が一番シアに喜んでもらえる気がしたんだけど、正解だったかな?」
「えぇ! とっても嬉しいわ。ありがとう……!」
嬉しさのあまりロジェリオに抱きついて、エリシアは心からの感謝を伝える。優しく髪を撫でてくれる手にも、たまらなく幸せな気持ちになった。
花を自室に飾ってもらうよう侍女のダナに頼んで、エリシアはロジェリオをサロンへと案内する。
一緒に過ごす場所は、絶対に人の目があるところだ。かつては人払いをした庭の四阿やエリシアの部屋で甘く親密な時間を過ごしたけれど、今回は絶対にそんなことはしない。
部屋の隅に必ず使用人を待機させて、当たり障りのない会話だけをする。それでも、ロジェリオと一緒に過ごせるというだけで幸せだ。
ロジェリオの前で、エリシアは自らの手でお茶を淹れた。使用する茶葉も、その場で新しいものを開けるようにしている。
「さぁ、どうぞ。今日は少し暑いから、爽やかなミントティーにしてみたわ」
そう言って、エリシアは懸命に口角を引き上げた。
昼過ぎに訪ねてきたロジェリオは、大きな花束を抱えていた。その花を見た瞬間、エリシアは大きく目を見開く。
「やぁ、エリシア。きみと会えない時間は、とても長く辛いものだったよ。愛するエリシアに、これを。雪みたいな花をたくさん集めて、一抱えの花束にしてみたんだ」
「かすみ草の花束……! 素敵!」
エリシアは目を輝かせて花束を受け取る。大好きな本に出てくるシーンを再現してくれたプレゼントに、エリシアの頬は喜びで赤く染まった。
かすみ草だけをたっぷりと束ねた花束は、ボリュームがあるのに軽い。まるで本当に雪を集めて花束にしたみたいだ。
「どんな花よりも、この花が一番シアに喜んでもらえる気がしたんだけど、正解だったかな?」
「えぇ! とっても嬉しいわ。ありがとう……!」
嬉しさのあまりロジェリオに抱きついて、エリシアは心からの感謝を伝える。優しく髪を撫でてくれる手にも、たまらなく幸せな気持ちになった。
花を自室に飾ってもらうよう侍女のダナに頼んで、エリシアはロジェリオをサロンへと案内する。
一緒に過ごす場所は、絶対に人の目があるところだ。かつては人払いをした庭の四阿やエリシアの部屋で甘く親密な時間を過ごしたけれど、今回は絶対にそんなことはしない。
部屋の隅に必ず使用人を待機させて、当たり障りのない会話だけをする。それでも、ロジェリオと一緒に過ごせるというだけで幸せだ。
ロジェリオの前で、エリシアは自らの手でお茶を淹れた。使用する茶葉も、その場で新しいものを開けるようにしている。
「さぁ、どうぞ。今日は少し暑いから、爽やかなミントティーにしてみたわ」