確信犯の傘下
なんでこんなごく普通の、いやどちらかと言うと地味で暗いわたしを好きになってくれたのかは今になっても疑問だけれど。
振り返ってみれば、そうだな。
時期も時期だし、クリスマス前に恋人が欲しかっただけ、だったのかもしれない。
ほら、こうして少しの雨が降るだけで一気に空気が冷たくなっちゃう、人肌恋しい季節だし。
それにしては割と長続きしたもんだ。
それにしてはこのタイミングで別れを告げられたのは辻褄が合わないや。
「どうでもいいや」
きっと、こういうところだと思う。
わたしの、こういうところが、昨日までの温かい関係を終わらせてしまった原因だと思う。
本当のうそつきは、わたし。
「だって好きなんだもん」
それはコウ先輩じゃなくて、あのひとへ。
去年まで中学生だった、1つ年下の、
あのひと。