嫌われない方法を覚えた少女(上)
第三章

返信待ち


好きになると、

世界が変わる。

朝起きた瞬間、

スマホを見る。

通知が来ているだけで嬉しい。

来ていなかったら少し寂しい。

返信が遅いだけで、

頭の中は大騒ぎだった。



嫌われたかな。

迷惑だったかな。

何か変なこと言ったかな。



でも。

数時間後。

普通に返信が来る。



「仕事終わったー」



たったそれだけで、

私は安心する。



今思えば、

少し笑える。

でもその時は本気だった。

好きな人の一言で、

一日が変わるくらい。

私はKくんを好きになっていた。
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