嫌われない方法を覚えた少女(上)
第六章

信じるということ


Kくんは完璧な人じゃなかった。

私も完璧じゃなかった。



すれ違うこともある。

不安になることもある。

傷つくこともある。



でも。

ある日気づいた。



私はKくんを信じられないんじゃない。



本当は。



自分を信じられないんだ。



私は愛される価値がある。

私は大切にされていい。

私は我慢しなくていい。



その言葉を、

自分自身が信じられていなかった。



だから不安だった。
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