26歳の春、私は私を好きになれた
第六章

再会


春風が窓を揺らした。



私はスマホを閉じた。



Kくんとの思い出は、

もう痛みじゃなかった。



宝物になっていた。



一緒に笑った日。



喧嘩した日。



不安だった夜。



全部含めて。



私の青春だった。



もしあの頃に戻れたとしても。



私はきっと同じ恋をする。



同じように悩んで。



同じように泣いて。



同じように好きになる。



だって。



あの恋が今の私を作ったから。
< 6 / 8 >

この作品をシェア

pagetop