君がいた夏の終わりに
第二章

優しさのすれ違い


Mちゃんは優しかった。



本当に優しかった。



だから我慢してしまう。



寂しくても。



悲しくても。



大丈夫と言ってしまう。



Kくんも優しかった。



だから頑張っていた。



仕事も。



将来も。



二人のことも。



でも。



優しさだけでは埋まらない距離があった。



好きだから我慢する。



好きだから無理をする。



気づけば、

二人とも少し疲れていた。
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