君がいた夏の終わりに
第五章

最後のハグ


帰る前。



最後に抱きしめた。



何度も抱きしめたはずなのに。



その時だけは違った。



もう次はない。



その事実が胸を締めつけた。



Mちゃんは泣いた。



Kくんも泣いた。



お互い見せないようにしていたけれど。



きっと泣いていた。



夏の夜だった。



星が綺麗だった。



嫌になるほど綺麗だった。
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