たった一日の恋人役のはずが、敏腕社長の妻になりました
雅貴さんが少しだけ照明を落としてくれる。
目を瞑ると今日一日のことをふと思い出した。
楽しかったなあ。
アウトレットではハンバーガーも美味しかったし、母の誕生日プレゼントと父と妹へのお土産も買えた。
ホテルの温泉は気持ちがよかったし、夕食の鉄板焼き料理も美味しかった。
それに、今日一日ずっと雅貴さんと一緒にいたことで、お互いの距離が縮まったように思う。
少しは夫婦っぽくなれたかな。
そうだったらいいなと思いつつ、ふと気付く。
夫を残して、先に寝る妻ってどうなんだろう。
そういえば雅貴さんはまだ私に起きていてほしいようだった。
起きた方がいいのかな……。
でも、もう限界だ。
私はすぐに眠りに落ちた。