たった一日の恋人役のはずが、敏腕社長の妻になりました
完璧男とズボラ女
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カーテンの隙間から差し込む柔らかな光に照らされて目が覚めた。耳元ではアラームが鳴っている。
ぼんやりとした頭のまま枕元に手を伸ばし、スマートフォンを取る。まだ眠い目をこすりながら、画面に表示されている時間を確認した。
午前六時半。
今日は平日で、これから仕事だ。
けれど、まだ眠い。
七時に起きて急いで準備をすれば間に合うはず。そのままベッドでごろごろと横になりながら、ここ最近のことを思い起こした。
成海社長から契約結婚を持ちかけられたのが十一月前半。あれから一カ月が経ち、十二月も中旬に入ろうとしている。
その間、成海社長との結婚に向けてトントン拍子にいろんなことが進んでいった。
まずは成海社長のご両親に挨拶をし、結婚の許しをもらった。
大企業の御曹司である成海社長の妻が私のような一般家庭出身者でいいのか不安だったが、普段から成海社長の仕事をサポートする秘書という肩書きのおかげですんなりと認めてもらえた。
そのあとは私の両親への挨拶だが、遠方ということもあり両親がこちらへ来てくれた。
母親はすんなりと結婚を認めてくれたけれど、私を地元の男性とお見合いさせようとしていた父親は少しだけ渋っている様子だった。でも、食事をしながら会話をする中で成海社長の人柄に惹かれていったのか、最終的には納得してくれた。