アイヴィーの花冠 ~シスコンと恋愛を拗らせた私はこの度、好きな人の屋敷でメイドとして働くことになりました~
食事を済ませ、その流れでお茶会パートに突入する。
どうやらディートリッヒ様が頼んでおいてくれたらしい。
その後はディートリッヒ様への愚痴を聞かされることとなったのだが――結局、なぜ彼はあんなにデザインを取り上げようとしたのかはなぞのまま。
マリー様も取られてなるものか、って仕方なしに引き出しの中にしまい込んでしまった。
どうやら二人はディートリッヒ様があんなにヤケになる(二人から見た様子であり、私には怒っているようにしか見えなかった)理由がわかっているらしい。
だからこその愚痴なのだが、核心を避けているのだろうかと考えてしまうほどに、その理由は明らかにされることはなかった。
今日の分の仕事を終え、私の迎えもとい回収にやってきたディートリッヒ様と一緒に馬車に乗り込む。
仕事はもう終わったのだろうか、なんてメイド風情が聞くことも出来ず、想像よりもうんと早い帰りの主と再び向かい合わせに座る。
行きと違うのは、馬車が走り出すとすぐにディートリッヒ様が口を開いたことだろう。
「私が去った後、デザインを見せられることはなかったか?」
どうやらディートリッヒ様が頼んでおいてくれたらしい。
その後はディートリッヒ様への愚痴を聞かされることとなったのだが――結局、なぜ彼はあんなにデザインを取り上げようとしたのかはなぞのまま。
マリー様も取られてなるものか、って仕方なしに引き出しの中にしまい込んでしまった。
どうやら二人はディートリッヒ様があんなにヤケになる(二人から見た様子であり、私には怒っているようにしか見えなかった)理由がわかっているらしい。
だからこその愚痴なのだが、核心を避けているのだろうかと考えてしまうほどに、その理由は明らかにされることはなかった。
今日の分の仕事を終え、私の迎えもとい回収にやってきたディートリッヒ様と一緒に馬車に乗り込む。
仕事はもう終わったのだろうか、なんてメイド風情が聞くことも出来ず、想像よりもうんと早い帰りの主と再び向かい合わせに座る。
行きと違うのは、馬車が走り出すとすぐにディートリッヒ様が口を開いたことだろう。
「私が去った後、デザインを見せられることはなかったか?」