アイヴィーの花冠 ~シスコンと恋愛を拗らせた私はこの度、好きな人の屋敷でメイドとして働くことになりました~
紙の袋を抱えながら、セミオーダーの服を注文する。
イメージは城のメイド服。清楚に見えて、それでいて動き易さを重視したもの。裾と腕の広がりは押さえつつも、可動域が狭まらないようにと注文をつける。初めにイメージを伝えたおかげか、たまたま当たった人が優秀だったのか、サクサクと決まり採寸へと入る。
「こちらへどうぞ~、ってアイヴィーじゃない! 久しぶり!」
採寸室へと進むと見慣れた顔の少女がメジャーを片手に待っていた。
「フランカ! え、あなたどうして仕立屋に!? 侯爵家付きのメイドになったんじゃなかったっけ?」
城のメイドとして一緒に働いていたフランカだ。
再会を喜び、どちらからともなく伸びた両手で互いの手を握る。
主に洗濯を担当していた彼女だが、仲間思いの彼女は人手が足りなくなると私やシンディに声をかけては色んな場所にヘルプで向かったものだ。そんな彼女は2年前、夜会での働きを買われて侯爵にスカウトされていったはずだ。
なぜ王都の仕立屋に?
首を捻ると、フランカは花開くように笑みを浮かべる。
イメージは城のメイド服。清楚に見えて、それでいて動き易さを重視したもの。裾と腕の広がりは押さえつつも、可動域が狭まらないようにと注文をつける。初めにイメージを伝えたおかげか、たまたま当たった人が優秀だったのか、サクサクと決まり採寸へと入る。
「こちらへどうぞ~、ってアイヴィーじゃない! 久しぶり!」
採寸室へと進むと見慣れた顔の少女がメジャーを片手に待っていた。
「フランカ! え、あなたどうして仕立屋に!? 侯爵家付きのメイドになったんじゃなかったっけ?」
城のメイドとして一緒に働いていたフランカだ。
再会を喜び、どちらからともなく伸びた両手で互いの手を握る。
主に洗濯を担当していた彼女だが、仲間思いの彼女は人手が足りなくなると私やシンディに声をかけては色んな場所にヘルプで向かったものだ。そんな彼女は2年前、夜会での働きを買われて侯爵にスカウトされていったはずだ。
なぜ王都の仕立屋に?
首を捻ると、フランカは花開くように笑みを浮かべる。