アイヴィーの花冠 ~シスコンと恋愛を拗らせた私はこの度、好きな人の屋敷でメイドとして働くことになりました~
頭の中のシンドラー王子が「アイヴィーだけずるいぞ!」と騒いでいるが、さすがに今日の王子に差し入れすることは難しい。
それどころかアッシュ家のメイドになったからには、ディートリッヒ様に内緒で買ってきたものを渡すのも難しい。だがタイミングさえあれば差し入れすることにしようと、脳内のシンドラー王子に誓う。
それから3着分の服を手に、私は軽く王都を見て回る。
さすがにこの荷物で食べ歩きは難しいが、散策して回るくらいは出来る。袋はかさばってこそいるものの、重くはないし。
ちなみに一度置きに帰るという選択肢はない。
そこまでの距離ではないが、決して近くはない。つい最近まで居たお城との距離と比べてしまうと途端に面倒臭く思えてしまうのだ。
田舎から出てきて何て便利なの! なんて感動したのはもう遠い昔のことのようだ。
住めば都というが、本物の都に住んだら最後、元の生活に戻れる気がしない。便利になれすぎるのも考え物よね。他人事のように思いながら、王都の中央通りを中心に見て回る。
活気に満ちあふれた王都でお店の袋を下げて歩く。
なんだか豪遊でもしている気分だ。
それどころかアッシュ家のメイドになったからには、ディートリッヒ様に内緒で買ってきたものを渡すのも難しい。だがタイミングさえあれば差し入れすることにしようと、脳内のシンドラー王子に誓う。
それから3着分の服を手に、私は軽く王都を見て回る。
さすがにこの荷物で食べ歩きは難しいが、散策して回るくらいは出来る。袋はかさばってこそいるものの、重くはないし。
ちなみに一度置きに帰るという選択肢はない。
そこまでの距離ではないが、決して近くはない。つい最近まで居たお城との距離と比べてしまうと途端に面倒臭く思えてしまうのだ。
田舎から出てきて何て便利なの! なんて感動したのはもう遠い昔のことのようだ。
住めば都というが、本物の都に住んだら最後、元の生活に戻れる気がしない。便利になれすぎるのも考え物よね。他人事のように思いながら、王都の中央通りを中心に見て回る。
活気に満ちあふれた王都でお店の袋を下げて歩く。
なんだか豪遊でもしている気分だ。