アイヴィーの花冠 ~シスコンと恋愛を拗らせた私はこの度、好きな人の屋敷でメイドとして働くことになりました~
すれ違うカップルだろう男女を眺めながら、今まで目を向けてこなかった観光地に足を向ける。
彼らが背を向けるのは、この王都で有名な教会だ。
様々な色がつけられたステンドグラスに日光が当たって綺麗なのだそう。中でもカップル達を筆頭とした多くの人々のお目当ては『天使のステンドグラス』だ。
教会に置かれた大きな十字架の上に飾られているそのガラスは、よく晴れた日に思い人と一緒に目にするといいらしい。空から舞い降りてきた天使が幸せを運んできてくれるのだそうだ。
以前、同僚の一人が恋人と行くの! とはしゃいで聞かせてくれたことだから覚えていた。
けれどそこまで興味はなかった。
ガラスで作られた天使よりもウェディングドレスに身を包むお姉様だったのだ。
だが今日はふと思い出したように興味が沸いた。
きっと一人でもいいから、実家の二人の幸せを祈れっていう神様からの思し召しよね!
雲一つない晴れた空の下で、かの有名な天使様の元へと向かう。
こんな時ばっかり頼るのはよくないかもしれないけれど、これからしっかりと善行を積むということで多めに見て欲しいものだ。
彼らが背を向けるのは、この王都で有名な教会だ。
様々な色がつけられたステンドグラスに日光が当たって綺麗なのだそう。中でもカップル達を筆頭とした多くの人々のお目当ては『天使のステンドグラス』だ。
教会に置かれた大きな十字架の上に飾られているそのガラスは、よく晴れた日に思い人と一緒に目にするといいらしい。空から舞い降りてきた天使が幸せを運んできてくれるのだそうだ。
以前、同僚の一人が恋人と行くの! とはしゃいで聞かせてくれたことだから覚えていた。
けれどそこまで興味はなかった。
ガラスで作られた天使よりもウェディングドレスに身を包むお姉様だったのだ。
だが今日はふと思い出したように興味が沸いた。
きっと一人でもいいから、実家の二人の幸せを祈れっていう神様からの思し召しよね!
雲一つない晴れた空の下で、かの有名な天使様の元へと向かう。
こんな時ばっかり頼るのはよくないかもしれないけれど、これからしっかりと善行を積むということで多めに見て欲しいものだ。