アイヴィーの花冠 ~シスコンと恋愛を拗らせた私はこの度、好きな人の屋敷でメイドとして働くことになりました~
ということはオーダーメイドをすることになる。金銭的に余裕はあるけれど、今日買って贈るんだ! という気持ちが先走りすぎていただけに落胆は大きい。
だが落ち込んでいたところで棚の一部にお目当ての香りのオイルが入った瓶が生えてくる訳ではない。
アイビーの場合、実物は不要かしら?
気を取り直して、薔薇の香りのオイルの購入と、オーダーメイドの香りの注文に向かう。
「すみません。お会計と注文をお願いしたいんですけど」
「はい。こちらでまとめて行いますので、奥にどうぞ~」
なんだか聞いたことのある声だなぁなんて思いつつ、店の奥へと足を運ぶ。
そして「よろしくお願いします」と顔を上げれば予想通りの人物が目の前に立っていた。
「やっぱりセルロトの声だったのね!」
「久しぶりアイヴィー。僕のお店に来てくれてうれしいよ」
「え、ここってセルロトの店なの? あなたって薬師じゃなかったっけ?」
「今も薬師だよ。こっちは副業。公爵夫人に頼まれて作ってみたら好評でね、それ以来色んなご婦人からも依頼が殺到するようになったからお店作っちゃった」
「作っちゃった、ってそんな簡単に……」
だが落ち込んでいたところで棚の一部にお目当ての香りのオイルが入った瓶が生えてくる訳ではない。
アイビーの場合、実物は不要かしら?
気を取り直して、薔薇の香りのオイルの購入と、オーダーメイドの香りの注文に向かう。
「すみません。お会計と注文をお願いしたいんですけど」
「はい。こちらでまとめて行いますので、奥にどうぞ~」
なんだか聞いたことのある声だなぁなんて思いつつ、店の奥へと足を運ぶ。
そして「よろしくお願いします」と顔を上げれば予想通りの人物が目の前に立っていた。
「やっぱりセルロトの声だったのね!」
「久しぶりアイヴィー。僕のお店に来てくれてうれしいよ」
「え、ここってセルロトの店なの? あなたって薬師じゃなかったっけ?」
「今も薬師だよ。こっちは副業。公爵夫人に頼まれて作ってみたら好評でね、それ以来色んなご婦人からも依頼が殺到するようになったからお店作っちゃった」
「作っちゃった、ってそんな簡単に……」