アイヴィーの花冠 ~シスコンと恋愛を拗らせた私はこの度、好きな人の屋敷でメイドとして働くことになりました~
「それは大丈夫だと思うよ? ただ良かったね、って話してくれただけだから」
「なんで?」
「僕がアイヴィーのこと好きだったから」
「え?」
「もう何年も前のことだよ。今はフランカ一筋! だから期待はしないでね!」
私にとってセルロトは今も昔も同僚で友人で、恋の対象になったことはなかった。だからこそ彼の気持ちに全く気づくことはなかった。けれど何年も前のことだ、と笑うセルロトの笑みに迷いはない。過去は過去として処理をすませたのだろう。
まさかここで先日再会を果たしたばかりのフランカの名前を聞くことになるとは思わなかったが。
しっかり者のフランカと、ついつい前のめりで突き進むセルロトってなかなかいいコンビだと思う。なにせフランカは城に居た頃、数日も徹夜も続けるセルロトをひょいと持ち上げて、ベッドに運びこんだこともあるほどだ。
羨ましいほどにハリツヤのある肌はフランカと共にいるからなのだろう。
「フランカとお幸せにね」
「もちろん! でもまた『お姉様』か。アイヴィーらしいといえばらしいけど、そろそろ他に目を向けてみてもいいんじゃない?」
「なんで?」
「僕がアイヴィーのこと好きだったから」
「え?」
「もう何年も前のことだよ。今はフランカ一筋! だから期待はしないでね!」
私にとってセルロトは今も昔も同僚で友人で、恋の対象になったことはなかった。だからこそ彼の気持ちに全く気づくことはなかった。けれど何年も前のことだ、と笑うセルロトの笑みに迷いはない。過去は過去として処理をすませたのだろう。
まさかここで先日再会を果たしたばかりのフランカの名前を聞くことになるとは思わなかったが。
しっかり者のフランカと、ついつい前のめりで突き進むセルロトってなかなかいいコンビだと思う。なにせフランカは城に居た頃、数日も徹夜も続けるセルロトをひょいと持ち上げて、ベッドに運びこんだこともあるほどだ。
羨ましいほどにハリツヤのある肌はフランカと共にいるからなのだろう。
「フランカとお幸せにね」
「もちろん! でもまた『お姉様』か。アイヴィーらしいといえばらしいけど、そろそろ他に目を向けてみてもいいんじゃない?」