アイヴィーの花冠 ~シスコンと恋愛を拗らせた私はこの度、好きな人の屋敷でメイドとして働くことになりました~
もしも人生で一度だけ過去に戻るチャンスが与えられているのならば、私は迷わず1ヶ月前のあの時に戻りたいと願う。
たとえ今後、生死に関わる何かがあったとしてもそっちは運命として受け入れるから今回のことだけはどうかやり直させていただきたい。
なにせ私はあの時、王子の話をちゃんと聞いていかなかったばっかりに初恋の相手の侍女なんてものをしているのだから。
3.
私が今のご主人様であるディートリッヒ=アッシュ様の侍女となることを承諾したことに、してしまったことに気づいたのは二週間ほど前のことである。
あの日は、そろそろお姉さまのウェディングドレスをどの針子さんに頼むか決めようと、城下町の服屋さんのウィンドウを見て回っていた。
すでにお姉様とジャックには私がウェディングドレスを用意することの許可は取ってあり、要望もバッチリ聞いてある。要望と言っても色は白がいいとか、装飾はあまり派手でないのがいいとか、ほんの少しだけだけど……。
たとえ今後、生死に関わる何かがあったとしてもそっちは運命として受け入れるから今回のことだけはどうかやり直させていただきたい。
なにせ私はあの時、王子の話をちゃんと聞いていかなかったばっかりに初恋の相手の侍女なんてものをしているのだから。
3.
私が今のご主人様であるディートリッヒ=アッシュ様の侍女となることを承諾したことに、してしまったことに気づいたのは二週間ほど前のことである。
あの日は、そろそろお姉さまのウェディングドレスをどの針子さんに頼むか決めようと、城下町の服屋さんのウィンドウを見て回っていた。
すでにお姉様とジャックには私がウェディングドレスを用意することの許可は取ってあり、要望もバッチリ聞いてある。要望と言っても色は白がいいとか、装飾はあまり派手でないのがいいとか、ほんの少しだけだけど……。