アイヴィーの花冠 ~シスコンと恋愛を拗らせた私はこの度、好きな人の屋敷でメイドとして働くことになりました~
この話を聞いたディートリッヒ様が、花由来の名前が入っている女性は花冠を欲しがる傾向にあるなんて勘違いされたらと思うとゾッとする。
今後、ディートリッヒ様と結ばれる女性の名前にお花の名前が入っていて、唐突に花冠を贈られたら確実に混乱することだろう。
「そうなのか?」
「はい! それに好きな男性から頂いた物は大抵何でも嬉しいものですから!」
だから今後好きな女性ができた際には、いや政略的な結婚の末に共になった女性にも、その方に合った贈り物をして欲しいものだ。出来ればアクセサリーやドレスあたりが無難である。それを贈ってくれ! そんな切なる思いに思わず両手は拳を作ってしまう。
「それは、難しいな」
「何をもらったか、よりもそれだけ自分のことを思ってくださったことが嬉しいのです」
「なるほど」
なぜ私は馬車で女性の心情講座なんてものを開いているのだろう。
どうやら私は、シンドラー王子のお誕生日が近くなると○○講座を開く習慣が身についてしまったらしかった。
27.
今後、ディートリッヒ様と結ばれる女性の名前にお花の名前が入っていて、唐突に花冠を贈られたら確実に混乱することだろう。
「そうなのか?」
「はい! それに好きな男性から頂いた物は大抵何でも嬉しいものですから!」
だから今後好きな女性ができた際には、いや政略的な結婚の末に共になった女性にも、その方に合った贈り物をして欲しいものだ。出来ればアクセサリーやドレスあたりが無難である。それを贈ってくれ! そんな切なる思いに思わず両手は拳を作ってしまう。
「それは、難しいな」
「何をもらったか、よりもそれだけ自分のことを思ってくださったことが嬉しいのです」
「なるほど」
なぜ私は馬車で女性の心情講座なんてものを開いているのだろう。
どうやら私は、シンドラー王子のお誕生日が近くなると○○講座を開く習慣が身についてしまったらしかった。
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