アイヴィーの花冠 ~シスコンと恋愛を拗らせた私はこの度、好きな人の屋敷でメイドとして働くことになりました~
シンドラー王子にプリンを、という願いはまだ叶っていないが、何だかもう一度あの空間へと足を踏み入れたくなったのだ。
シンドラー王子のお誕生日プレゼント選びで苦境に立たされなかったのも、もしかしたら天使様の加護あってのことかもしれないし。
今後ともよろしくお願いします、という意味を込めて。
朝早くに出てきたつもりだったが前回の倍以上のカップル達がずらりと並んでいた。けれど今回はちらほらと散らばったおひとり様が両手をガッシリと組んでいる。入った瞬間にその本気が伝わるほど。
やはりこの教会、御利益があるらしい。
私もそこから少し離れた位置、けれど天使様が見えるところからお礼を捧げる。
願いを捧げる以外にも何か還元する方法があればいいのだが……。
周りを見回せば、ドアの陰に隠れたところに入れ物を抱えた子ども達が立っていた。
前回は居なかったはずだ。
教会の子ども達だろうか?
背の低い子どもばかりで、立つ場所も悪いせいか周りからは全く相手にされていない。そんな彼らの前に立ち、入れ物の中をのぞき込む。
「キャンドル?」
「はい! お姉さん、お一ついかがですか?」
シンドラー王子のお誕生日プレゼント選びで苦境に立たされなかったのも、もしかしたら天使様の加護あってのことかもしれないし。
今後ともよろしくお願いします、という意味を込めて。
朝早くに出てきたつもりだったが前回の倍以上のカップル達がずらりと並んでいた。けれど今回はちらほらと散らばったおひとり様が両手をガッシリと組んでいる。入った瞬間にその本気が伝わるほど。
やはりこの教会、御利益があるらしい。
私もそこから少し離れた位置、けれど天使様が見えるところからお礼を捧げる。
願いを捧げる以外にも何か還元する方法があればいいのだが……。
周りを見回せば、ドアの陰に隠れたところに入れ物を抱えた子ども達が立っていた。
前回は居なかったはずだ。
教会の子ども達だろうか?
背の低い子どもばかりで、立つ場所も悪いせいか周りからは全く相手にされていない。そんな彼らの前に立ち、入れ物の中をのぞき込む。
「キャンドル?」
「はい! お姉さん、お一ついかがですか?」