アイヴィーの花冠 ~シスコンと恋愛を拗らせた私はこの度、好きな人の屋敷でメイドとして働くことになりました~
まさかこんな時に冗談を言われるなんて……。もっと女として自信を持てっていう、シンディなりのエールなのかしらね。……と、そんなことよりもさすがにこれ以上シンドラー王子を待たせるわけにはいかない。
「あはは、冗談でしょ」
軽く笑って受け流してから、シンディとのお話を切り上げる。
冗談じゃないのに……なんてシンディの呟きに励まされながら、次の職場でいい出会いがあったらいいのになんて考えていた。
――新しい雇い先の主人の顔を見るまでは。
「ああ、来た来た。休みのところ悪いんだが、ディートリッヒが雇う前にどうしてもアイヴィーと話しておきたいって言うんだ。今は時間大丈夫か?」
「ええ、大丈夫です。でもなぜディートリッヒ様が?」
「え、なぜってそりゃあ今回の話は元々ディートリッヒが持ってきたものだからな」
もしかして次の雇い先ってディートリッヒ様の知り合いの家とか?
シンドラー王子のお目付け役であったディートリッヒ様は今では王子の護衛役である。その関係で王子が勧めてくれたなんてことは十分あり得る話である。だとしたら心配して話をしたいというのも頷ける話である。
「あはは、冗談でしょ」
軽く笑って受け流してから、シンディとのお話を切り上げる。
冗談じゃないのに……なんてシンディの呟きに励まされながら、次の職場でいい出会いがあったらいいのになんて考えていた。
――新しい雇い先の主人の顔を見るまでは。
「ああ、来た来た。休みのところ悪いんだが、ディートリッヒが雇う前にどうしてもアイヴィーと話しておきたいって言うんだ。今は時間大丈夫か?」
「ええ、大丈夫です。でもなぜディートリッヒ様が?」
「え、なぜってそりゃあ今回の話は元々ディートリッヒが持ってきたものだからな」
もしかして次の雇い先ってディートリッヒ様の知り合いの家とか?
シンドラー王子のお目付け役であったディートリッヒ様は今では王子の護衛役である。その関係で王子が勧めてくれたなんてことは十分あり得る話である。だとしたら心配して話をしたいというのも頷ける話である。