アイヴィーの花冠 ~シスコンと恋愛を拗らせた私はこの度、好きな人の屋敷でメイドとして働くことになりました~
待ち合わせ場所は王都の中心から少し西に歩いたところにある噴水広場。東の銅像と並んで、王都の待ち合わせスポットとしてよく利用される場所だ。噴水広場は馬車乗り場が近いことから、観光客や遠くから来た知り合いと待ち合わせをする時に使われることが多い。だから私も今回、この場所を待ち合わせとして指定したのだ。
迷わずにたどり着けているかしら?
私も王都に来たばかりの頃は何度と迷っては一日を無駄にしたものだ。
道に迷ったらとりあえず馬車乗り場に戻って、と伝えたが心配は不要だったようだ。噴水近くのベンチに馴染みのある真っ黒な髪を見つけて駆け寄る。
「ジャック!」
「アイヴィー、久しぶり。大きくなったな」
「そりゃあ6年も経つんですもの。私も成長するわ」
6年ぶりのジャックである。
不思議と6年もの空白は感じない。いくら会っていないといっても頻繁に手紙を送りあっていたのだ。対面したジャックは以前よりも逞しくなっている。けれどもやはりジャックはジャックだ。
「早速見て回りましょうか」
「ああ」
今日は彼と一緒にウェディングドレスを注文するお針子さんを選ぶ予定だ。
迷わずにたどり着けているかしら?
私も王都に来たばかりの頃は何度と迷っては一日を無駄にしたものだ。
道に迷ったらとりあえず馬車乗り場に戻って、と伝えたが心配は不要だったようだ。噴水近くのベンチに馴染みのある真っ黒な髪を見つけて駆け寄る。
「ジャック!」
「アイヴィー、久しぶり。大きくなったな」
「そりゃあ6年も経つんですもの。私も成長するわ」
6年ぶりのジャックである。
不思議と6年もの空白は感じない。いくら会っていないといっても頻繁に手紙を送りあっていたのだ。対面したジャックは以前よりも逞しくなっている。けれどもやはりジャックはジャックだ。
「早速見て回りましょうか」
「ああ」
今日は彼と一緒にウェディングドレスを注文するお針子さんを選ぶ予定だ。