アイヴィーの花冠 ~シスコンと恋愛を拗らせた私はこの度、好きな人の屋敷でメイドとして働くことになりました~
荷物の一部を受け取り、近況を話し合いながら目星をつけてあるお店を回る。確かめるようにジャックは何度となく「やっぱりアイヴィーは昔のままだなぁ」なんて確認するように呟く。さっきは大きくなったなぁなんて言ってくれたのに、どうやら見た目以外はあまり変わっていないらしい。
そう簡単に人間、変わらないものだ。
私の変化といえばちょっと便利に慣れすぎたのと、グルメになったことくらい。後は出来ることも少し増えたっていうのも自慢出来ることだ。
けれどやはりそれくらい。
ジャックを連れて店を回っては注目ポイントを説明する。
この店はレースが綺麗だとか、ふんわりとしたシルエットが特徴的だとか。
中でもジャックが気に入ったのは、シルエットやベースはシンプルながらも散りばめられた刺繍が彩りをひっそりとした上品さを醸し出すドレスが飾られた店だった。
「ここにする」と声を発した訳ではない。
けれどその目を見れば分かる。
ドレスを見つめる目はまあるく見開かれており、じいっと魅入られたように凝視しているのだから。
そう簡単に人間、変わらないものだ。
私の変化といえばちょっと便利に慣れすぎたのと、グルメになったことくらい。後は出来ることも少し増えたっていうのも自慢出来ることだ。
けれどやはりそれくらい。
ジャックを連れて店を回っては注目ポイントを説明する。
この店はレースが綺麗だとか、ふんわりとしたシルエットが特徴的だとか。
中でもジャックが気に入ったのは、シルエットやベースはシンプルながらも散りばめられた刺繍が彩りをひっそりとした上品さを醸し出すドレスが飾られた店だった。
「ここにする」と声を発した訳ではない。
けれどその目を見れば分かる。
ドレスを見つめる目はまあるく見開かれており、じいっと魅入られたように凝視しているのだから。