アイヴィーの花冠 ~シスコンと恋愛を拗らせた私はこの度、好きな人の屋敷でメイドとして働くことになりました~
過去に何度も貴族達のウェディングドレスを手がけている針子が在籍しているこの店は、実は私の一押しだった。
お姉様の希望はあくまで白薔薇のドレス。
ウィンドウに飾られたそれとは系統が違うかもしれない。
けれど繊細な刺繍は白い糸でもその美しさを十分に発揮するだろうと見込んだのだ。
「ジャック」
そう声をかければ、ジャックはハッとして「ここにする」と告げた。
そして二人で店に入ってある程度決めていた内容を針子さんに伝える。
もちろんお金に糸目はつけない。
この時のために6年もお金を貯め続けたのだ。
追加料金もどんとこい!
それでお姉様の晴れの日が輝くのなら!
「奥様は」
「奥様じゃないです」
「え?」
「このウェディングドレスは私から姉へのプレゼントです!」
ジャックと私で想いの丈をぶつけると何度となく、針子さんやデザイナーさんに驚かれた。
まさか奥様不在でドレスを選びに来るとは思わなかったのだろう。
けれど完成形はギリギリまで内緒にすると決めていたのだ。針子さん達には迷惑をかけてしまうが、こればかりは譲れない。
お姉様の希望はあくまで白薔薇のドレス。
ウィンドウに飾られたそれとは系統が違うかもしれない。
けれど繊細な刺繍は白い糸でもその美しさを十分に発揮するだろうと見込んだのだ。
「ジャック」
そう声をかければ、ジャックはハッとして「ここにする」と告げた。
そして二人で店に入ってある程度決めていた内容を針子さんに伝える。
もちろんお金に糸目はつけない。
この時のために6年もお金を貯め続けたのだ。
追加料金もどんとこい!
それでお姉様の晴れの日が輝くのなら!
「奥様は」
「奥様じゃないです」
「え?」
「このウェディングドレスは私から姉へのプレゼントです!」
ジャックと私で想いの丈をぶつけると何度となく、針子さんやデザイナーさんに驚かれた。
まさか奥様不在でドレスを選びに来るとは思わなかったのだろう。
けれど完成形はギリギリまで内緒にすると決めていたのだ。針子さん達には迷惑をかけてしまうが、こればかりは譲れない。