アイヴィーの花冠 ~シスコンと恋愛を拗らせた私はこの度、好きな人の屋敷でメイドとして働くことになりました~
そして後の2人、シンドラー王子と婚約者のマリー様は元々婚約者という関係にありながらも、いや政略的なものであったからこそ二人揃って両片思いをこじらせていた。
シンドラー王子の気持ちは打ち明けられるまで全く気づかなかった。だがマリー様の方は初めてお会いした時にすぐ気づくことができた。
なにせシンドラー王子の隣に立っていただけの私を親の敵の如く、それはもう可愛らしいお顔を歪めてまでにらんできたのだ。あれで気づかなかったら、私はよほど鈍感な人間になってしまう。
気づいてしまったからにはなにかしらのアシストを! と咄嗟に思った私は、マリー様がお城にやってくる度にシンドラー王子の重い腰を動かすことにした。それはメイドというポジションを逸脱しているのだが、気分はお姉さんだったのだ。世話を焼いてやらねばという使命感に追われていた。楽しさも半分ほど詰まっていたけれど。
そんな私を誰も止めることはなかった。
なにせそこまでしてもシンドラー王子はマリー様の気持ちに気づかない、にぶちんだったからだ。
シンドラー王子の気持ちは打ち明けられるまで全く気づかなかった。だがマリー様の方は初めてお会いした時にすぐ気づくことができた。
なにせシンドラー王子の隣に立っていただけの私を親の敵の如く、それはもう可愛らしいお顔を歪めてまでにらんできたのだ。あれで気づかなかったら、私はよほど鈍感な人間になってしまう。
気づいてしまったからにはなにかしらのアシストを! と咄嗟に思った私は、マリー様がお城にやってくる度にシンドラー王子の重い腰を動かすことにした。それはメイドというポジションを逸脱しているのだが、気分はお姉さんだったのだ。世話を焼いてやらねばという使命感に追われていた。楽しさも半分ほど詰まっていたけれど。
そんな私を誰も止めることはなかった。
なにせそこまでしてもシンドラー王子はマリー様の気持ちに気づかない、にぶちんだったからだ。