アイヴィーの花冠 ~シスコンと恋愛を拗らせた私はこの度、好きな人の屋敷でメイドとして働くことになりました~
私だけでなく、他の使用人達の協力も増えてきた頃、私はシンドラー王子に「話がある」と呼び出された。
さすがにやりすぎたか? と冷や汗を伝わせながら王子の部屋に入ると、そこには両手を組んで深刻な表情を浮かべるシンドラー王子がいた。
そこまで深刻になるほどにマリー様がお嫌いなのか、とビクビクとしながらシンドラー王子の言葉を待っていると、彼の口から飛び出したのは予想外の言葉だった。
「今まで政略的な婚約者だからと遠慮していたのだが、最近のマリーは私に歩み寄ってくれている。だから俺はマリーに思いを打ち明けたい。アイヴィー、協力してくれないか!」
まさか今さら援護要請とは……。
それにあそこまで好意を寄せられておいて、『歩み寄り』なんて言ってるの?
相手が王子じゃなかったらこのにぶちんが! と一喝してやりたいほどである。さすがにそんなことはしないけど。
代わりにお説教一歩手前のアドバイスを投げつけておいた。
「忙しいのはわかりますけど、ちゃんと愛情表現しなきゃダメですからね」
そう伝えるとシンドラー王子は真面目な顔でコクンと頷いた。そして一気に距離を詰めていったという訳だ。
さすがにやりすぎたか? と冷や汗を伝わせながら王子の部屋に入ると、そこには両手を組んで深刻な表情を浮かべるシンドラー王子がいた。
そこまで深刻になるほどにマリー様がお嫌いなのか、とビクビクとしながらシンドラー王子の言葉を待っていると、彼の口から飛び出したのは予想外の言葉だった。
「今まで政略的な婚約者だからと遠慮していたのだが、最近のマリーは私に歩み寄ってくれている。だから俺はマリーに思いを打ち明けたい。アイヴィー、協力してくれないか!」
まさか今さら援護要請とは……。
それにあそこまで好意を寄せられておいて、『歩み寄り』なんて言ってるの?
相手が王子じゃなかったらこのにぶちんが! と一喝してやりたいほどである。さすがにそんなことはしないけど。
代わりにお説教一歩手前のアドバイスを投げつけておいた。
「忙しいのはわかりますけど、ちゃんと愛情表現しなきゃダメですからね」
そう伝えるとシンドラー王子は真面目な顔でコクンと頷いた。そして一気に距離を詰めていったという訳だ。