アイヴィーの花冠 ~シスコンと恋愛を拗らせた私はこの度、好きな人の屋敷でメイドとして働くことになりました~
その後、具体的にどの辺りが? と尋ねたが、セルロトは言葉を濁すばかりで教えてはくれなかった。
「僕はフランカに会えて良かった」
代わりにそう呟く彼は心底幸せそうで。
結局なんだったのかは分からないまま、セルロトと別れるのだった。
34.
セルロトとアイスを食べた日を境に、ディートリッヒ様からどこか距離を置かれるように感じることが増えた。
避けられているとか、嫌な顔をされるとかではない。
ただ、今までよりも距離が開いているなと思う程度。
私の勘違いなのだろうか。
忙しくなったのか、ここ一ヶ月ほどディートリッヒ様から外出に誘われていない。
一時期は週に一度や二度、外で食事をしたというのに。
もしかして行きたい店は軒並みコンプリートしたのだろうか。
それとも他に一緒に行く人ができたのか。
メイドなんかよりも気の知れた相手と一緒に食べた方が美味しいだろうし。
だが確実に境目はあの日なのだ。
私達から遠ざかっていったあの日。
何かあったのだろうか?
増えた空き時間で王子へのプレゼントを編みながら首を捻る。
「僕はフランカに会えて良かった」
代わりにそう呟く彼は心底幸せそうで。
結局なんだったのかは分からないまま、セルロトと別れるのだった。
34.
セルロトとアイスを食べた日を境に、ディートリッヒ様からどこか距離を置かれるように感じることが増えた。
避けられているとか、嫌な顔をされるとかではない。
ただ、今までよりも距離が開いているなと思う程度。
私の勘違いなのだろうか。
忙しくなったのか、ここ一ヶ月ほどディートリッヒ様から外出に誘われていない。
一時期は週に一度や二度、外で食事をしたというのに。
もしかして行きたい店は軒並みコンプリートしたのだろうか。
それとも他に一緒に行く人ができたのか。
メイドなんかよりも気の知れた相手と一緒に食べた方が美味しいだろうし。
だが確実に境目はあの日なのだ。
私達から遠ざかっていったあの日。
何かあったのだろうか?
増えた空き時間で王子へのプレゼントを編みながら首を捻る。