アイヴィーの花冠 ~シスコンと恋愛を拗らせた私はこの度、好きな人の屋敷でメイドとして働くことになりました~
意味も分からぬまま待ち続けること数十分。
結構長い待機時間は5回連続して刻まれた軽いノック音によって終わりを告げた。
「さて、お茶にしようか」
なんてことなかったように放たれたシンドラー王子の言葉に驚きつつも、お茶会がスタートした。
約2ヶ月ぶりのお茶会の議題はディートリッヒ様のことだった。
なんでも最近、元気がないらしい。
「さっきだってディートリッヒ様が本気を出せば追い出すことなんて出来る訳がないのよ」
紅茶を啜りながら寂しそうに呟くマリー様。
心から心配している彼女には悪いが、何も自分に対する態度だけが変わったのではないことに、少しだけほっとした。
けれどその後に続くシンドラー王子の言葉に頭を悩ませる。
「それで、アイヴィー。一体なにしたんだ?」
シンドラー王子の中でディートリッヒ様の変化に私が関わっていることは確実らしい。そして彼の隣で熱い視線をこちらに送ってくるマリー様も同じ意見なのだろう。
私ってそんなトラブルメーカーなイメージなのかしら?
だが心当たりが全くない訳ではない。
「これが理由かは分かりませんが……」
結構長い待機時間は5回連続して刻まれた軽いノック音によって終わりを告げた。
「さて、お茶にしようか」
なんてことなかったように放たれたシンドラー王子の言葉に驚きつつも、お茶会がスタートした。
約2ヶ月ぶりのお茶会の議題はディートリッヒ様のことだった。
なんでも最近、元気がないらしい。
「さっきだってディートリッヒ様が本気を出せば追い出すことなんて出来る訳がないのよ」
紅茶を啜りながら寂しそうに呟くマリー様。
心から心配している彼女には悪いが、何も自分に対する態度だけが変わったのではないことに、少しだけほっとした。
けれどその後に続くシンドラー王子の言葉に頭を悩ませる。
「それで、アイヴィー。一体なにしたんだ?」
シンドラー王子の中でディートリッヒ様の変化に私が関わっていることは確実らしい。そして彼の隣で熱い視線をこちらに送ってくるマリー様も同じ意見なのだろう。
私ってそんなトラブルメーカーなイメージなのかしら?
だが心当たりが全くない訳ではない。
「これが理由かは分かりませんが……」