アイヴィーの花冠 ~シスコンと恋愛を拗らせた私はこの度、好きな人の屋敷でメイドとして働くことになりました~
なるほど、と頷いたディートリッヒ様は店主に向かうと「ならそれを二つ」と、さっさと注文する。そしてお財布を取りだそうとした。けれども私は主の手を遮るように用意していたお金を店主へと渡す。
「アイヴィー」
「ここは私の紹介です。なので私が払います!」
異議ありと視線を向けるディートリッヒ様に、ここだけは譲れないと首を振る。
奢ってもらうつもりでこの店を教えた訳ではないのだ。
ただ、美味しいアイスをディートリッヒ様にも食べてもらいたかっただけ。
甘い物が好きなのだろう彼なら気に入ってくれるだろう、と思ってのこと。
私からの圧を感じた店主はさっさと会計を済ませておつりを私の手の上に乗せる。
そして注文の物をコーンの上へと乗せた。
納得いかないらしいディートリッヒ様は私を見下ろすが、こればかりはいくら主人相手でも譲れないのだ。気にしないフリを貫いて、完成したそれを二つ受け取る。
「早く食べないと溶けちゃいますよ~」
ディートリッヒ様を置いてベンチの設置された場所を目指して歩き出す。ディートリッヒ様は小さくため息を吐くと、私の後に続いて腰を下ろすのだった。
「アイヴィー」
「ここは私の紹介です。なので私が払います!」
異議ありと視線を向けるディートリッヒ様に、ここだけは譲れないと首を振る。
奢ってもらうつもりでこの店を教えた訳ではないのだ。
ただ、美味しいアイスをディートリッヒ様にも食べてもらいたかっただけ。
甘い物が好きなのだろう彼なら気に入ってくれるだろう、と思ってのこと。
私からの圧を感じた店主はさっさと会計を済ませておつりを私の手の上に乗せる。
そして注文の物をコーンの上へと乗せた。
納得いかないらしいディートリッヒ様は私を見下ろすが、こればかりはいくら主人相手でも譲れないのだ。気にしないフリを貫いて、完成したそれを二つ受け取る。
「早く食べないと溶けちゃいますよ~」
ディートリッヒ様を置いてベンチの設置された場所を目指して歩き出す。ディートリッヒ様は小さくため息を吐くと、私の後に続いて腰を下ろすのだった。