アイヴィーの花冠 ~シスコンと恋愛を拗らせた私はこの度、好きな人の屋敷でメイドとして働くことになりました~
だがまさか自分からお茶会にすら誘ったことがなかったとは……。遠慮しているにもほどがある。
まぁ上手くいったからいいけど。
思えばいい人がいないのか? なんて言い出したのはその後くらいからだったような気がする。
シンドラー王子は義理堅い人だから、自分がしてもらったからには返さねば! なんて思っているのだろう。
――だとしたら誤魔化したりしないで、ちゃんと伝えて置けばよかったかもしれない。
もちろん名前は伏せて。
「アイヴィー、このたびは話を受けてくれて感謝する。シンドラー王子から聞いているとは思うが、私が家をでる前からずっとアッシュ家で働いてくれていたメイドが腰を痛めて実家に帰ってしまったんだ。それで代わりのメイドを探していたところ、シンドラー王子から君を紹介されたというわけだ。真面目な君なら安心して家を任せることができる。正式にうちのメイドになるのは2週間後だ。週末の夜、私が帰宅する際に連れて行くからそれまでに荷物をまとめておいてくれ」
まぁ上手くいったからいいけど。
思えばいい人がいないのか? なんて言い出したのはその後くらいからだったような気がする。
シンドラー王子は義理堅い人だから、自分がしてもらったからには返さねば! なんて思っているのだろう。
――だとしたら誤魔化したりしないで、ちゃんと伝えて置けばよかったかもしれない。
もちろん名前は伏せて。
「アイヴィー、このたびは話を受けてくれて感謝する。シンドラー王子から聞いているとは思うが、私が家をでる前からずっとアッシュ家で働いてくれていたメイドが腰を痛めて実家に帰ってしまったんだ。それで代わりのメイドを探していたところ、シンドラー王子から君を紹介されたというわけだ。真面目な君なら安心して家を任せることができる。正式にうちのメイドになるのは2週間後だ。週末の夜、私が帰宅する際に連れて行くからそれまでに荷物をまとめておいてくれ」