アイヴィーの花冠 ~シスコンと恋愛を拗らせた私はこの度、好きな人の屋敷でメイドとして働くことになりました~
私はどうしたらいいのだろう?
過去の私をかき集め、緊急脳内会議を開始する。
その中で過去の私の一人が手に乗せていたのはハート型のフォンダンショコラだった。
これに賭けてみろって?
知らなかったらそれまでだって、一歩踏み出してみようか。
どうせこれ以上失うものはないのだから。
だから試すようにあの言葉を含んだ質問をディートリッヒ様に投げかける。
「ディートリッヒ様。もしも私が花冠が欲しいとねだったら、作っていただけますか?」
口から出た声は震えていた。
断られるのが怖いなんて感情が今更ながらにわき上がってきたのだ。
けれど言っちゃったから。
もう、後戻りはしない。
「え?」
何を言っているの? と首を傾げるラティリアーナ様。
この空間でその意味が分かるのはディートリッヒ様と私だけ。
だから今は関係ないだろうって一蹴してくれても構わない。
おへその前辺りで組んだ手は、ディートリッヒ様から直々に下される思いが私を突き落とすものではないかとカタカタと震えている。
けれどその時は何事もなかったかのように笑うから。
過去の私をかき集め、緊急脳内会議を開始する。
その中で過去の私の一人が手に乗せていたのはハート型のフォンダンショコラだった。
これに賭けてみろって?
知らなかったらそれまでだって、一歩踏み出してみようか。
どうせこれ以上失うものはないのだから。
だから試すようにあの言葉を含んだ質問をディートリッヒ様に投げかける。
「ディートリッヒ様。もしも私が花冠が欲しいとねだったら、作っていただけますか?」
口から出た声は震えていた。
断られるのが怖いなんて感情が今更ながらにわき上がってきたのだ。
けれど言っちゃったから。
もう、後戻りはしない。
「え?」
何を言っているの? と首を傾げるラティリアーナ様。
この空間でその意味が分かるのはディートリッヒ様と私だけ。
だから今は関係ないだろうって一蹴してくれても構わない。
おへその前辺りで組んだ手は、ディートリッヒ様から直々に下される思いが私を突き落とすものではないかとカタカタと震えている。
けれどその時は何事もなかったかのように笑うから。