アイヴィーの花冠 ~シスコンと恋愛を拗らせた私はこの度、好きな人の屋敷でメイドとして働くことになりました~
誰が相手も正式に決まっていない状態でドレスを選んでいると想像するか。マリー様のドレスだと思ってノリノリで選んでしまった過去の自分が恥ずかしい。だがお相手がディートリッヒ様だと分かれば、騎士様の正装に似ているのも納得である。
だが気づかなかったのは何も私だけの責任ではない。
「でもディートリッヒ様、怒ってたじゃないですか」
シンドラー王子とマリー様に仕舞わせたディートリッヒ様だって悪いのだ。
わざとらしく頬を膨らませれば、ディートリッヒ様はコテンと首を捻る。
「妻の結婚衣装を一緒に決めたいと思うのは何も不思議なことではないだろう?」
「………………そうですね!」
表情一つ変わらないのに、私の胸を確実に射止めにかかる。
なんて破壊力だ……。思わず真っ赤に染まった顔を両手で覆うのだった。
それからわずか一ヶ月としないで、結婚の準備は整っていった。
マリー様とシンドラー王子が仕立ててくれていたウェディングドレスは微調整を残すのみ。話し合いの時には名前すら出ていなかったアイビーが裾に刺繍されているのを見つけた時は思わず涙がにじんでしまったほど。
だが気づかなかったのは何も私だけの責任ではない。
「でもディートリッヒ様、怒ってたじゃないですか」
シンドラー王子とマリー様に仕舞わせたディートリッヒ様だって悪いのだ。
わざとらしく頬を膨らませれば、ディートリッヒ様はコテンと首を捻る。
「妻の結婚衣装を一緒に決めたいと思うのは何も不思議なことではないだろう?」
「………………そうですね!」
表情一つ変わらないのに、私の胸を確実に射止めにかかる。
なんて破壊力だ……。思わず真っ赤に染まった顔を両手で覆うのだった。
それからわずか一ヶ月としないで、結婚の準備は整っていった。
マリー様とシンドラー王子が仕立ててくれていたウェディングドレスは微調整を残すのみ。話し合いの時には名前すら出ていなかったアイビーが裾に刺繍されているのを見つけた時は思わず涙がにじんでしまったほど。