アイヴィーの花冠 ~シスコンと恋愛を拗らせた私はこの度、好きな人の屋敷でメイドとして働くことになりました~
「似合っているわ。ディートリッヒ様にあげるのがもったいないくらい!」
結婚式当日、ウェディングドレス姿の私にそんな言葉をかけてくれるマリー様はまるで自分のことのように笑ってくれた。
「おめでとう。アイヴィー」
「ありがとうっ、ございますっ……」
大切な人に祝福してもらえることが嬉しくて、私の涙はせき止めることを忘れたように溢れ出す。
「泣くのは早いわよ」
仕方ないわねぇなんてハンカチで涙を押さえてくれるマリー様。
そんな姿はまさしく乙女のようで、数週間前からシンドラー王子と共に厳しい花冠講座を開いていた人とは別人のようだった。だが彼女達のおかげで私の頭にはディートリッヒ様渾身の一品が乗っている。
「ほら、そろそろ行かないと。ディートリッヒ様が待ちきれなくて、こっちまで来ちゃうわ」
「はい!」
マリー様に背中を押され、式場へと向かう。
王都に来たばかりの頃の私は、まさかお姉様よりも早く結婚するなんて思っていなかった。
それに田舎から出てきてくれたお姉さまとジャックがぽかんと口を空けてたたずむほど豪華な式を挙げることも。
結婚式当日、ウェディングドレス姿の私にそんな言葉をかけてくれるマリー様はまるで自分のことのように笑ってくれた。
「おめでとう。アイヴィー」
「ありがとうっ、ございますっ……」
大切な人に祝福してもらえることが嬉しくて、私の涙はせき止めることを忘れたように溢れ出す。
「泣くのは早いわよ」
仕方ないわねぇなんてハンカチで涙を押さえてくれるマリー様。
そんな姿はまさしく乙女のようで、数週間前からシンドラー王子と共に厳しい花冠講座を開いていた人とは別人のようだった。だが彼女達のおかげで私の頭にはディートリッヒ様渾身の一品が乗っている。
「ほら、そろそろ行かないと。ディートリッヒ様が待ちきれなくて、こっちまで来ちゃうわ」
「はい!」
マリー様に背中を押され、式場へと向かう。
王都に来たばかりの頃の私は、まさかお姉様よりも早く結婚するなんて思っていなかった。
それに田舎から出てきてくれたお姉さまとジャックがぽかんと口を空けてたたずむほど豪華な式を挙げることも。