アイヴィーの花冠 ~シスコンと恋愛を拗らせた私はこの度、好きな人の屋敷でメイドとして働くことになりました~
普通あれだけ長く城に勤務していたら、貴族に見初められるなり、ほかの使用人と少しいい雰囲気になったりとかあるもんね!
そう思う気持ちはよくわかる。ボブ爺は何も悪くない……。
だからなにかしらの問題を起こして、泣く泣く城を追われたと思われなかっただけよかったと思うことにしている。
そして自分の傷を少しでも浅くするため、この手の話題は適当に受け流すことにしている。
別にそのうちそういう相手ができるかもしれないし! なんて考えてはいない。少し、しか……。
だが私はまだディートリッヒ様への想いを諦め切れていないのだ。
最近ではトキメキよりも、自分はなんて面倒な初恋をしてしまったんだという後悔のほうが大きくなってきているというのに……。
その上、アッシュ家に仕えるようになってからというもの、顔を会わせる相手はひどく限定されるようになった。それはそうだろう。用件があれば手紙か、城内で直接済ませてしまえばいい。私だってそうしていたし。だからわざわざ屋敷を訪れる人はほぼいないのだ。そのため使用人の仕事が少なく、それに比例して使用人の数自体が少ないのである。
そう思う気持ちはよくわかる。ボブ爺は何も悪くない……。
だからなにかしらの問題を起こして、泣く泣く城を追われたと思われなかっただけよかったと思うことにしている。
そして自分の傷を少しでも浅くするため、この手の話題は適当に受け流すことにしている。
別にそのうちそういう相手ができるかもしれないし! なんて考えてはいない。少し、しか……。
だが私はまだディートリッヒ様への想いを諦め切れていないのだ。
最近ではトキメキよりも、自分はなんて面倒な初恋をしてしまったんだという後悔のほうが大きくなってきているというのに……。
その上、アッシュ家に仕えるようになってからというもの、顔を会わせる相手はひどく限定されるようになった。それはそうだろう。用件があれば手紙か、城内で直接済ませてしまえばいい。私だってそうしていたし。だからわざわざ屋敷を訪れる人はほぼいないのだ。そのため使用人の仕事が少なく、それに比例して使用人の数自体が少ないのである。