アイヴィーの花冠 ~シスコンと恋愛を拗らせた私はこの度、好きな人の屋敷でメイドとして働くことになりました~
それでもやはり収入が少なくなるのは避けられない現状なのだろう。そう思っていたし、何度も似たような話を耳にした。
それなのに、この給与。
臨時手当がでた訳でもないのに……おかしい、おかしすぎるとしか言いようがない。
「ええっと、ですね……。私達はアッシュ家からお給金をいただいておりますが、アイヴィー様はディートリッヒ様が直接お雇いになった方なので直接ディートリッヒ様に聞いてみるしか……」
「……ベルモットさん。それは遠回しにとりあえずもらっておけばいいんじゃないか? って言ってますよね?」
「はい」
こうベルモットさんが断言するのも無理はない。
ここ10日間ほど、ディートリッヒ様の帰りは遅く、帰ってこられない日もあるのだ。そしてそれは後2週間ほど続く予定である。
その理由は2週間後に城で舞踏会が開かれるから。
私がアッシュ家のメイドとなる前、城に所属していた時から予定されていた行事である。名目上は舞踏会ではあるものの、メインは国内外に向けた第一姫様の婚約発表である。
正直、私一番面倒な時期に抜けたなぁ~と思わなくもない。
それなのに、この給与。
臨時手当がでた訳でもないのに……おかしい、おかしすぎるとしか言いようがない。
「ええっと、ですね……。私達はアッシュ家からお給金をいただいておりますが、アイヴィー様はディートリッヒ様が直接お雇いになった方なので直接ディートリッヒ様に聞いてみるしか……」
「……ベルモットさん。それは遠回しにとりあえずもらっておけばいいんじゃないか? って言ってますよね?」
「はい」
こうベルモットさんが断言するのも無理はない。
ここ10日間ほど、ディートリッヒ様の帰りは遅く、帰ってこられない日もあるのだ。そしてそれは後2週間ほど続く予定である。
その理由は2週間後に城で舞踏会が開かれるから。
私がアッシュ家のメイドとなる前、城に所属していた時から予定されていた行事である。名目上は舞踏会ではあるものの、メインは国内外に向けた第一姫様の婚約発表である。
正直、私一番面倒な時期に抜けたなぁ~と思わなくもない。