アイヴィーの花冠 ~シスコンと恋愛を拗らせた私はこの度、好きな人の屋敷でメイドとして働くことになりました~
だが私はメイドだ。ここは意地でも阻止して、シンドラー王子には愛しのマリー様との二人での食事を楽しんでいただかねば!
王子と私のにらみ合い? がしばらく続いたその時、私達の緊張をほどく声が頭上から落とされた。
「何をしているんですか……」
ディートリッヒ様である。
今はまだ夕食を用意するかと言った時刻で、いつもよりもずっと早い時間だ。
仕事が終わった、という訳ではなさそうだ。おそらく王子達を私に任せきりにするのは心配だったのだろう。その顔には疲労感が滲んでいる。
急いで両手を下ろして部屋の隅による。
するとシンドラー王子は増援が来たとばかりに顔を綻ばせて、ディートリッヒ様の元へと駆け寄る。
「ディートリッヒ、いいところにきた! アイヴィーに夕食を食べていくようにお前からも言ってくれ」
「言いません。彼女はアッシュ家のメイドです。屋敷に帰ってから食事はこちらで出します」
私と同じような答えであるディートリッヒ様に、今度はマリー様までもがツカツカと距離を詰める。
王子と私のにらみ合い? がしばらく続いたその時、私達の緊張をほどく声が頭上から落とされた。
「何をしているんですか……」
ディートリッヒ様である。
今はまだ夕食を用意するかと言った時刻で、いつもよりもずっと早い時間だ。
仕事が終わった、という訳ではなさそうだ。おそらく王子達を私に任せきりにするのは心配だったのだろう。その顔には疲労感が滲んでいる。
急いで両手を下ろして部屋の隅による。
するとシンドラー王子は増援が来たとばかりに顔を綻ばせて、ディートリッヒ様の元へと駆け寄る。
「ディートリッヒ、いいところにきた! アイヴィーに夕食を食べていくようにお前からも言ってくれ」
「言いません。彼女はアッシュ家のメイドです。屋敷に帰ってから食事はこちらで出します」
私と同じような答えであるディートリッヒ様に、今度はマリー様までもがツカツカと距離を詰める。