アイヴィーの花冠 ~シスコンと恋愛を拗らせた私はこの度、好きな人の屋敷でメイドとして働くことになりました~
だから私はマリー様の隣に座ることが出来る。
私のためにありがとうって、ごめんなさいって手を伸ばせるこの距離に。
「さすがアイヴィーね。あなたには何でもバレちゃう……」
「マリー様はわかりやすいですから」
「明日、意地悪しちゃってごめんなさいってディートリッヒ様に謝るの、ついてきてくれる?」
「もちろんです」
きっとディートリッヒ様のことだから笑って許してくれるだろう。
というかあんなことを言っていたのは私が身分を弁えないからであって、決してマリー様やシンドラー王子にお小言を言いたかった訳でもあるまい。
それにディートリッヒ様はシンドラー王子とマリー様には甘いのだ。
護衛対象だからというのもあるだろうが、弟妹のように思っているのだろう。昔から王子が脱走しても文句を少し言うだけだったように思う。
ディートリッヒ様自身、公爵家の出で、幼少期から王家とは近い関係にあったらしい。
きっと上級貴族ならではの息苦しさみたいなのを知っているのだろう。そういうのを全く知らなかったからこそ彼らと近くなれた私とは真逆である。
「でも、許してくれるかしら?」
「大丈夫ですよ」
私のためにありがとうって、ごめんなさいって手を伸ばせるこの距離に。
「さすがアイヴィーね。あなたには何でもバレちゃう……」
「マリー様はわかりやすいですから」
「明日、意地悪しちゃってごめんなさいってディートリッヒ様に謝るの、ついてきてくれる?」
「もちろんです」
きっとディートリッヒ様のことだから笑って許してくれるだろう。
というかあんなことを言っていたのは私が身分を弁えないからであって、決してマリー様やシンドラー王子にお小言を言いたかった訳でもあるまい。
それにディートリッヒ様はシンドラー王子とマリー様には甘いのだ。
護衛対象だからというのもあるだろうが、弟妹のように思っているのだろう。昔から王子が脱走しても文句を少し言うだけだったように思う。
ディートリッヒ様自身、公爵家の出で、幼少期から王家とは近い関係にあったらしい。
きっと上級貴族ならではの息苦しさみたいなのを知っているのだろう。そういうのを全く知らなかったからこそ彼らと近くなれた私とは真逆である。
「でも、許してくれるかしら?」
「大丈夫ですよ」