アイヴィーの花冠 ~シスコンと恋愛を拗らせた私はこの度、好きな人の屋敷でメイドとして働くことになりました~
けれどマリー様の言うとおり、私個人にと渡されたところでお断りしていたことだし、もらったお菓子はハイエナ令嬢に奪われるのも当然の流れと言える。
そして残ったお菓子を独占?
そんなの出来る訳がない。
それでも一つくらいはもらって、お菓子の感想でも言えたら良かったのかもしれない。
相手はディートリッヒ様だからそんなこと簡単に伝えられるはずがないのだが。
マリー様の話だとおそらく私の気持ちはディートリッヒ様に全く通じていないだろう。
私がディートリッヒ様の気持ちに全く気づかなかったのと同じように。
そう考えるとやっぱり私、恋する相手を間違っていたのかもしれない。
どんなに思ってくれて、行動に移してくれていても、私とディートリッヒ様では身分が違う上、気持ちがすれ違いすぎている。
同じ種類の感情なはずなのに、見事なほどにお互いの横を過ぎ去って歩み出す。
清々しいほどに相性が悪い。
まさか思いを寄せる相手の好意を知って、ここまで頭を抱えることとなるなんて誰が想像しただろう。
「けれど分からないことが一つだけあるの」
「分からないこと?」
そして残ったお菓子を独占?
そんなの出来る訳がない。
それでも一つくらいはもらって、お菓子の感想でも言えたら良かったのかもしれない。
相手はディートリッヒ様だからそんなこと簡単に伝えられるはずがないのだが。
マリー様の話だとおそらく私の気持ちはディートリッヒ様に全く通じていないだろう。
私がディートリッヒ様の気持ちに全く気づかなかったのと同じように。
そう考えるとやっぱり私、恋する相手を間違っていたのかもしれない。
どんなに思ってくれて、行動に移してくれていても、私とディートリッヒ様では身分が違う上、気持ちがすれ違いすぎている。
同じ種類の感情なはずなのに、見事なほどにお互いの横を過ぎ去って歩み出す。
清々しいほどに相性が悪い。
まさか思いを寄せる相手の好意を知って、ここまで頭を抱えることとなるなんて誰が想像しただろう。
「けれど分からないことが一つだけあるの」
「分からないこと?」