愛より金を選んだ男爵令嬢は人違いで溺愛される
「……お母様も昨日、私に内緒でお茶会したじゃないですか……」
「だってアンジェリカは予定入ってたじゃない?」
「それでも初めてのお茶会はご一緒したかったんです!」
「それは……そうね……。ごめんなさい」
アンジェリカ様がテディベアを抱きしめながら、不機嫌ながらも強く主張するとお義母様はすぐに目をそらし、そして謝った。
「わかればいいんです! とにかく今日のお茶会は私とお義姉様の二人で……」
アンジェリカ様はそれに満足したように再び私の手を握ると、二人に背を向けて歩き出そうとする。
けれどその行く手は自分の非を認めて謝ったばかりのお母様によって阻まれる。
「それは違うわ、アンジェリカ。……お茶会はみんなでした方が楽しいでしょう?」
アンジェリカ様の肩に手を乗せてゆっくりと諭すように語りかける。
「それは……」
仲間外れはよくないことだとわかっているアンジェリカ様の心を揺らすにはその言葉は十分な威力を発揮する。
そしてお義母様はそれにもうあとひと押しとばかりに「ねぇ、モリアちゃん?」と私に目配せをする。
「ええっと、その……はい」
「だってアンジェリカは予定入ってたじゃない?」
「それでも初めてのお茶会はご一緒したかったんです!」
「それは……そうね……。ごめんなさい」
アンジェリカ様がテディベアを抱きしめながら、不機嫌ながらも強く主張するとお義母様はすぐに目をそらし、そして謝った。
「わかればいいんです! とにかく今日のお茶会は私とお義姉様の二人で……」
アンジェリカ様はそれに満足したように再び私の手を握ると、二人に背を向けて歩き出そうとする。
けれどその行く手は自分の非を認めて謝ったばかりのお母様によって阻まれる。
「それは違うわ、アンジェリカ。……お茶会はみんなでした方が楽しいでしょう?」
アンジェリカ様の肩に手を乗せてゆっくりと諭すように語りかける。
「それは……」
仲間外れはよくないことだとわかっているアンジェリカ様の心を揺らすにはその言葉は十分な威力を発揮する。
そしてお義母様はそれにもうあとひと押しとばかりに「ねぇ、モリアちゃん?」と私に目配せをする。
「ええっと、その……はい」