愛より金を選んだ男爵令嬢は人違いで溺愛される
下級貴族にとっては大ごとだが上級貴族にとってはよくあることなのかもしれない。
「俺のは参考にならないかもだけど、普段は寮暮らしで今は長期休暇でこっちに帰ってきてるんだ。学校では集団で勉強したり……後武術も習ったりする。まぁ俺は体術の方は全然だけど……」
「武術……ですか! サキヌは何を使うのですか?」
「剣だよ。って義姉さん、武術に興味あるの?」
「はい! お兄様が槍の扱いに長けていまして、よく見せてもらったものです!」
「槍か……珍しいね。大抵剣か体術を選ぶんだけど……もしかして背が高かったりする?」
「お兄様は私よりもずっと背が高くて、ラウス様よりも頭一つ以上はあるんですよ!」
「ええっと……一応なんだけど名前を聞いても?」
「カインです。カイン=サンドレア。私の二番目の兄です」
「やっぱりそうか……。お兄様、よく殺されなかったな……」
「え?」
「まぁ細かいことはお兄様が後々どうにかするとして……義姉さん、刺繍なんてどう?」
なんだか誤魔化されたような気がしなくもないが、刺繍、刺繍か……。それくらいなら着てきたドレスを解体すれば何とか買えそうだ。
「俺のは参考にならないかもだけど、普段は寮暮らしで今は長期休暇でこっちに帰ってきてるんだ。学校では集団で勉強したり……後武術も習ったりする。まぁ俺は体術の方は全然だけど……」
「武術……ですか! サキヌは何を使うのですか?」
「剣だよ。って義姉さん、武術に興味あるの?」
「はい! お兄様が槍の扱いに長けていまして、よく見せてもらったものです!」
「槍か……珍しいね。大抵剣か体術を選ぶんだけど……もしかして背が高かったりする?」
「お兄様は私よりもずっと背が高くて、ラウス様よりも頭一つ以上はあるんですよ!」
「ええっと……一応なんだけど名前を聞いても?」
「カインです。カイン=サンドレア。私の二番目の兄です」
「やっぱりそうか……。お兄様、よく殺されなかったな……」
「え?」
「まぁ細かいことはお兄様が後々どうにかするとして……義姉さん、刺繍なんてどう?」
なんだか誤魔化されたような気がしなくもないが、刺繍、刺繍か……。それくらいなら着てきたドレスを解体すれば何とか買えそうだ。