愛より金を選んだ男爵令嬢は人違いで溺愛される
「本日、アンジェリカ様のご予定に付き合ってはいただけないでしょうか?」
「アンジェリカの、ですか?」
「はい。実はアンジェリカ様は本日、ダンスのレッスンのご予定が入っていらっしゃるのですが、現在『反抗』中でして部屋から出ていらっしゃらないのです」
「反抗中?」
「はい。婚約者の王子様とお会いになる一週間ほど前はいつもそうなのですが、ここ数日はモリア様とお会いできるのが楽しいらしく、ずっとお部屋から出ていらっしゃっていたのです。ですが、その……本日の朝からお引きこもりになっていてしまっていて……。ですが、モリア様がいれば、モリア様とご一緒できればきっとアンジェリカ様もレッスンを受けられると思うのです!」
「ええっと……私で良ければ喜んで?」
アンジェリカが引きこもっている理由が婚約者の王子様と会いたくないからであれば、私が行ったところで一緒にレッスンを受けるどころか部屋から出て来もしないと思うのだが……。
毎回のことで策がいよいよ尽きて藁にもすがりたい思いということだろう。
どうせ私も暇で、役立たずなのだ。こんな時くらいひと肌でもふた肌でも脱ごうではないか!
「アンジェリカの、ですか?」
「はい。実はアンジェリカ様は本日、ダンスのレッスンのご予定が入っていらっしゃるのですが、現在『反抗』中でして部屋から出ていらっしゃらないのです」
「反抗中?」
「はい。婚約者の王子様とお会いになる一週間ほど前はいつもそうなのですが、ここ数日はモリア様とお会いできるのが楽しいらしく、ずっとお部屋から出ていらっしゃっていたのです。ですが、その……本日の朝からお引きこもりになっていてしまっていて……。ですが、モリア様がいれば、モリア様とご一緒できればきっとアンジェリカ様もレッスンを受けられると思うのです!」
「ええっと……私で良ければ喜んで?」
アンジェリカが引きこもっている理由が婚約者の王子様と会いたくないからであれば、私が行ったところで一緒にレッスンを受けるどころか部屋から出て来もしないと思うのだが……。
毎回のことで策がいよいよ尽きて藁にもすがりたい思いということだろう。
どうせ私も暇で、役立たずなのだ。こんな時くらいひと肌でもふた肌でも脱ごうではないか!