愛より金を選んだ男爵令嬢は人違いで溺愛される
先導されるがままにシェードの後をついていくとそこには固く閉ざされた扉があった。
試しにドアを引いても押しても開くことはない。どうやら内側から鍵を閉めてしまっているようだ。
「アンジェリカ様! アンジェリカ様! モリア様がいらしています。どうか鍵を開けてください」
私の後ろでシェードは必死にドアの向こう側のアンジェリカへと呼びかける。
あくまで本日のエサは私としょぼいものなので、そうそう簡単に引っかかってくれるとは思わなかったのだが、中からはアンジェリカが移動しているのかゴゾゴゾと小さな音が聞こえてくる。
そしてそれに続くようにして、ドア越しのせいかくぐもった声が聞こえてくる。
「お義姉様?」
それは確かにアンジェリカの声だった。ドアの向こうのアンジェリカの代わりにドアへと寄り添って優しく答える。
「はい。モリアはここにおります」
すると少しだけドアに隙間が出来た。
「お義姉様……」
隙間からほんの少しだけ顔を出すアンジェリカに安心したのか、シェードの顔は一気に緩む。
試しにドアを引いても押しても開くことはない。どうやら内側から鍵を閉めてしまっているようだ。
「アンジェリカ様! アンジェリカ様! モリア様がいらしています。どうか鍵を開けてください」
私の後ろでシェードは必死にドアの向こう側のアンジェリカへと呼びかける。
あくまで本日のエサは私としょぼいものなので、そうそう簡単に引っかかってくれるとは思わなかったのだが、中からはアンジェリカが移動しているのかゴゾゴゾと小さな音が聞こえてくる。
そしてそれに続くようにして、ドア越しのせいかくぐもった声が聞こえてくる。
「お義姉様?」
それは確かにアンジェリカの声だった。ドアの向こうのアンジェリカの代わりにドアへと寄り添って優しく答える。
「はい。モリアはここにおります」
すると少しだけドアに隙間が出来た。
「お義姉様……」
隙間からほんの少しだけ顔を出すアンジェリカに安心したのか、シェードの顔は一気に緩む。