愛より金を選んだ男爵令嬢は人違いで溺愛される
お義母様の言葉は尋ねているのではなく、この後の予定を確定させた報告であり、私に断るという選択肢はなかった。
それからすぐに私の分のカップと数回のお茶会で知られたのだろう、私のお気に入りのお菓子が運ばれてくる。
そしてお義母様の正面が居場所として確立された私は、全てを見透かしてしまいそうな瞳をした彼女の視線を一身に受けることとなったのだ。
「モリアちゃん。今朝、ラウスが何かしでかしたようね」
その言葉でやっと私はこの場に来た時から尋問が開始される未来は出来上がっていたのだと知った。
ここにサキヌとアンジェリカがいないのは私への優しさだろうか。
ならば私も包み隠さずに話す必要があるだろう。
「ラウス様は……私が思い人ではないことを気づかれました」
私の重々しい告白から始まる罪の告白を打ち破ったのはお義母様の一言だった。彼女はたった一言「はぁ?」と発したのである。
「ごめんなさいモリアちゃん。あなたは悪くないのよ。そう、何も悪くないの。だけど、だけど一つだけ聞かせてちょうだい。ラウスは、あの馬鹿息子はあなたの誤解をまだ解いてなかったの!?」
「誤解、ですか?」
それからすぐに私の分のカップと数回のお茶会で知られたのだろう、私のお気に入りのお菓子が運ばれてくる。
そしてお義母様の正面が居場所として確立された私は、全てを見透かしてしまいそうな瞳をした彼女の視線を一身に受けることとなったのだ。
「モリアちゃん。今朝、ラウスが何かしでかしたようね」
その言葉でやっと私はこの場に来た時から尋問が開始される未来は出来上がっていたのだと知った。
ここにサキヌとアンジェリカがいないのは私への優しさだろうか。
ならば私も包み隠さずに話す必要があるだろう。
「ラウス様は……私が思い人ではないことを気づかれました」
私の重々しい告白から始まる罪の告白を打ち破ったのはお義母様の一言だった。彼女はたった一言「はぁ?」と発したのである。
「ごめんなさいモリアちゃん。あなたは悪くないのよ。そう、何も悪くないの。だけど、だけど一つだけ聞かせてちょうだい。ラウスは、あの馬鹿息子はあなたの誤解をまだ解いてなかったの!?」
「誤解、ですか?」