愛より金を選んだ男爵令嬢は人違いで溺愛される
グスタフは最後尾でぶにぁと鳴きながら付いてきている。
私の帰宅を喜んだお母様が作ってくれた木の実をふんだんに使ったケーキを囲みながら、詳しい話を聞かせてちょうだいとせがまれた私はあの家での出来事を語った。
今日はブーケを作りに帰って来たのだと告げるとお母様は私を強く抱きしめた。
「やっとモリアにも愛する人が出来たのね」
そう言って自分のことのように喜んでくれた。私はお母様に抱かれながら、そうかこれが恋なのかと今さらながらに自分の気持ちを自覚したのだった。
お姉様達が残していったリボンなどの小物と、そしてお父様とお母様が私がいつかブーケを作る日のためにと用意してくれた材料をリビングの大きな机の上へと集める。
そして主体となるのはもちろん私の持参した白薔薇だ。
それはラウス様がウェディングドレスのモチーフに選んでくれた大事な花だからこそ、永遠に残るこのブーケに相応しい。
早速バラの茎を数センチ残して切り、脱水液を入れた容器へとつける。そして水分が抜け切るのを待つ間、久しぶりにお母様と共にキッチンに立つ。
私の帰宅を喜んだお母様が作ってくれた木の実をふんだんに使ったケーキを囲みながら、詳しい話を聞かせてちょうだいとせがまれた私はあの家での出来事を語った。
今日はブーケを作りに帰って来たのだと告げるとお母様は私を強く抱きしめた。
「やっとモリアにも愛する人が出来たのね」
そう言って自分のことのように喜んでくれた。私はお母様に抱かれながら、そうかこれが恋なのかと今さらながらに自分の気持ちを自覚したのだった。
お姉様達が残していったリボンなどの小物と、そしてお父様とお母様が私がいつかブーケを作る日のためにと用意してくれた材料をリビングの大きな机の上へと集める。
そして主体となるのはもちろん私の持参した白薔薇だ。
それはラウス様がウェディングドレスのモチーフに選んでくれた大事な花だからこそ、永遠に残るこのブーケに相応しい。
早速バラの茎を数センチ残して切り、脱水液を入れた容器へとつける。そして水分が抜け切るのを待つ間、久しぶりにお母様と共にキッチンに立つ。