愛より金を選んだ男爵令嬢は人違いで溺愛される
それにしても私、邪魔じゃないかしら?
休憩室とはいえ、誰かに運び込まれたらしい食事が手を伸ばせばすぐの距離に並んでいる。目の前にこんなに美味しそうなご飯が並んでるというのに食べられない、いわばこの状況は生殺し……。
「モリア、大丈夫か?」
「ええ」
ラウス様に手を引かれる形で2人の間から抜け出した私は普通にラウス様と話せた。先ほどまでの緊張はこの2人に囲まれたことで吹き飛んでしまったらしい。
「モリアさん!」
「はい!」
突然投げ渡された言葉を慌てて受け取るとミリアール様は私を見下ろしながら宣言した。
「あなたがどうしてもって言うならお友達になってあげてもいいですけど?」
「はぁ……」
「何です、その態度は! いい? この私がお友達になってあげるのよ! ありがたく思いなさい!!」
一方的にお友達宣言をされた私は恥ずかしそうに顔を赤らめる彼女もまた勘違いしているんだろうな……と思わずにはいられなかった。
「とにかくもう用事は済んだし、帰るわよダイナス」
「もうちょっとゆっくりすればいいものを……」
休憩室とはいえ、誰かに運び込まれたらしい食事が手を伸ばせばすぐの距離に並んでいる。目の前にこんなに美味しそうなご飯が並んでるというのに食べられない、いわばこの状況は生殺し……。
「モリア、大丈夫か?」
「ええ」
ラウス様に手を引かれる形で2人の間から抜け出した私は普通にラウス様と話せた。先ほどまでの緊張はこの2人に囲まれたことで吹き飛んでしまったらしい。
「モリアさん!」
「はい!」
突然投げ渡された言葉を慌てて受け取るとミリアール様は私を見下ろしながら宣言した。
「あなたがどうしてもって言うならお友達になってあげてもいいですけど?」
「はぁ……」
「何です、その態度は! いい? この私がお友達になってあげるのよ! ありがたく思いなさい!!」
一方的にお友達宣言をされた私は恥ずかしそうに顔を赤らめる彼女もまた勘違いしているんだろうな……と思わずにはいられなかった。
「とにかくもう用事は済んだし、帰るわよダイナス」
「もうちょっとゆっくりすればいいものを……」