愛より金を選んだ男爵令嬢は人違いで溺愛される
マクベス王子の目には後悔の他に、温かな希望が秘められていた。
「きっといつかその日が来ますよ」
「その時は、お前を義姉さんと呼んでやるからな! 首を長くして待っているといい」
「楽しみにしていますね」
「ああ!」
それだけ告げるとマクベス王子は応接間を去っていった。
去り際に王子の見せたその笑顔はアンジェリカとよく似ていて、二人がわかり合う日もさほど遠くはないのではないかと安心した。
氷はいつか溶けるから。
その時に聞ける「義姉さん」はきっと陽だまりのように温かいことだろう。
それからラウス様はカリバーンのお屋敷から少し距離はあるものの、国で一番大きな教会を押さえてくださった。
ドレスの最終調整も終わり、日取りも決まった私達は早速招待状を用意した。
さすがに全員は渡せないとサンドレア家とミリアール様、ダイナス様の分を除く招待状は使用人や手紙を運んでくれる業者さんにお願いすることにした。
一番初めはやはりサンドレア家へと向かった。ラウス様は仕事の都合で今回は一緒に行けないことを最後まで悔やんでいた。
「グスタフも着いてきてくれますから、大丈夫ですよ」
「きっといつかその日が来ますよ」
「その時は、お前を義姉さんと呼んでやるからな! 首を長くして待っているといい」
「楽しみにしていますね」
「ああ!」
それだけ告げるとマクベス王子は応接間を去っていった。
去り際に王子の見せたその笑顔はアンジェリカとよく似ていて、二人がわかり合う日もさほど遠くはないのではないかと安心した。
氷はいつか溶けるから。
その時に聞ける「義姉さん」はきっと陽だまりのように温かいことだろう。
それからラウス様はカリバーンのお屋敷から少し距離はあるものの、国で一番大きな教会を押さえてくださった。
ドレスの最終調整も終わり、日取りも決まった私達は早速招待状を用意した。
さすがに全員は渡せないとサンドレア家とミリアール様、ダイナス様の分を除く招待状は使用人や手紙を運んでくれる業者さんにお願いすることにした。
一番初めはやはりサンドレア家へと向かった。ラウス様は仕事の都合で今回は一緒に行けないことを最後まで悔やんでいた。
「グスタフも着いてきてくれますから、大丈夫ですよ」