愛より金を選んだ男爵令嬢は人違いで溺愛される
恥ずかしさから顔を真っ赤に染め上げるミリアール様に、私とラウス様はついつい微笑みを浮かべてしまった。
「ともかく、今日は招待状を渡しに来たのでしょう? ならさっさと渡したらどうなんですか!」
私達2人をきっと睨みながら、ミリアール様は手を伸ばした。その手にミリアール様とダイナス様の分の招待状を乗せると、彼女は満足気にそのカードを自らへと寄せた。
「来て、いただけますか?」
そう尋ねると2人は当たり前のように答える。
「楽しみにしてるよ」
「せっかくのお友達の結婚式ですし、行って差し上げますわ」
夜会で数々のご令嬢を魅了する笑みを浮かべたのはダイナス様。そして嬉しそうにカードを胸の前で抱えながら、赤らんだ顔を背けたのはミリアール様。
そんな2人は近い未来、私の親戚になる、仲良しな婚約者である。
今日は待ちに待った私とラウス様の結婚式。
式には私とラウス様の家族はもちろんのこと、ミリアール様とダイナス様、そしてダメ元で招待状を送ったマクベス王子も参加してくださっている。
「綺麗だよ」――とダイナス様。
「ともかく、今日は招待状を渡しに来たのでしょう? ならさっさと渡したらどうなんですか!」
私達2人をきっと睨みながら、ミリアール様は手を伸ばした。その手にミリアール様とダイナス様の分の招待状を乗せると、彼女は満足気にそのカードを自らへと寄せた。
「来て、いただけますか?」
そう尋ねると2人は当たり前のように答える。
「楽しみにしてるよ」
「せっかくのお友達の結婚式ですし、行って差し上げますわ」
夜会で数々のご令嬢を魅了する笑みを浮かべたのはダイナス様。そして嬉しそうにカードを胸の前で抱えながら、赤らんだ顔を背けたのはミリアール様。
そんな2人は近い未来、私の親戚になる、仲良しな婚約者である。
今日は待ちに待った私とラウス様の結婚式。
式には私とラウス様の家族はもちろんのこと、ミリアール様とダイナス様、そしてダメ元で招待状を送ったマクベス王子も参加してくださっている。
「綺麗だよ」――とダイナス様。