愛より金を選んだ男爵令嬢は人違いで溺愛される
着ることのできる制服がないなんて使用人としてやっていく自信がどんどんなくなっていく。少しでもなくならないものかと服の上から両手を胸にあてて押しつぶす。
いや、この言い方だと使用人としてもまだ認められていないのかもしれない。
私の立ち位置ってなんなんだろう……。
隣にいろって言われたからには、一生この部屋から出るなと言われることはないだろうけど。
まさか二日目で服に困ることになるなんて想像もしていなかった。前途多難すぎる。
目の前が真っ暗になった私に、ラウス様は慌てたように「制服はないが、代わりにモリアのために用意したドレスがある!」と元気付けてくれた。
「本当ですか!」
「あ、ああ」
まさか昨日の今日でわざわざ普段着を仕立ててくれているとは思わなかった。
嬉しさのあまり、ラウス様の両手を包みながら「ありがとうございます、ありがとうございます」と子どものようにお礼を繰り返して告げる。
さすがは上級貴族様だ。いつだってその行動は私の想像の遙か上を行く。
いや、この言い方だと使用人としてもまだ認められていないのかもしれない。
私の立ち位置ってなんなんだろう……。
隣にいろって言われたからには、一生この部屋から出るなと言われることはないだろうけど。
まさか二日目で服に困ることになるなんて想像もしていなかった。前途多難すぎる。
目の前が真っ暗になった私に、ラウス様は慌てたように「制服はないが、代わりにモリアのために用意したドレスがある!」と元気付けてくれた。
「本当ですか!」
「あ、ああ」
まさか昨日の今日でわざわざ普段着を仕立ててくれているとは思わなかった。
嬉しさのあまり、ラウス様の両手を包みながら「ありがとうございます、ありがとうございます」と子どものようにお礼を繰り返して告げる。
さすがは上級貴族様だ。いつだってその行動は私の想像の遙か上を行く。