愛より金を選んだ男爵令嬢は人違いで溺愛される
初めは朝と昼の間の水分補給のための休憩みたいなものだろうかと思って、気軽な気持ちで出席したら痛い目を見たのを未だに覚えている。
ケーキ一つ食べるのにもマナーがあるらしく、隣の人のを見ているだけで食べる気をなくすものだった。
「本当に!? 実はもう用意はさせてあるの。早速行きましょう! って何でサキヌが真ん中なのよ。普通ここはモリアちゃんが真ん中でしょう?」
「お母様は強引だから義姉さんが疲れちゃうだろ?」
「とかいいつつあなた一人だけモリアちゃんと仲良くしようなんて思ってないでしょうね!」
「それは、思って……ない」
「嘘をつくんじゃありません! 私だってずっとモリアちゃんがお嫁さんに来てくれるの楽しみにしていたんだからそうはいきませんからね!」
「別にいいだろ? 俺は休みが終わったらまた寮に帰らなきゃいけないんだから譲ってくれたって……」
「ダメです! 女同士で仲良くするんだから!」
だけど今回はそう気負わなくてもいいのかもしれない。
目的地がどこなのかはよくわかっていないのだが、とりあえず二人に合わせて歩き出す。
ケーキ一つ食べるのにもマナーがあるらしく、隣の人のを見ているだけで食べる気をなくすものだった。
「本当に!? 実はもう用意はさせてあるの。早速行きましょう! って何でサキヌが真ん中なのよ。普通ここはモリアちゃんが真ん中でしょう?」
「お母様は強引だから義姉さんが疲れちゃうだろ?」
「とかいいつつあなた一人だけモリアちゃんと仲良くしようなんて思ってないでしょうね!」
「それは、思って……ない」
「嘘をつくんじゃありません! 私だってずっとモリアちゃんがお嫁さんに来てくれるの楽しみにしていたんだからそうはいきませんからね!」
「別にいいだろ? 俺は休みが終わったらまた寮に帰らなきゃいけないんだから譲ってくれたって……」
「ダメです! 女同士で仲良くするんだから!」
だけど今回はそう気負わなくてもいいのかもしれない。
目的地がどこなのかはよくわかっていないのだが、とりあえず二人に合わせて歩き出す。