愛より金を選んだ男爵令嬢は人違いで溺愛される
「もちろんです! では明日なんていかがでしょう!」
「ええ、楽しみにしていますね」
「はい! シェード、シェフと明日のお茶会について話し合いをしますわよ!」
すっかり忘れ去られていた使用人を引き連れたアンジェリカ様はダイニングルームとは逆方向、おそらくはキッチンのある方向へと進んで行った。
「ふんふふん~」
鼻歌を歌いながら去っていくアンジェリカ様の蜂蜜色のフワフワとした髪は、フリルたっぷりのドレスと仲良く揺れていた。
「モリア……その、色々と迷惑をかけてしまって申し訳ない……」
「お気になさらないでください。私も楽しかったので……」
ラウス様は気にしているようだけど、今日一日を振り返ると『楽しかった』とその一言に尽きるのだ。
こんなに甘えてしまっていいのかと悩んでしまうほどに。
やはり朝と同様に量の多い食事を目の前にしながら、途切れてしまった会話の代わりに手を進める。
とはいえ先ほどまであれだけのケーキを食べていたからかあまり食は進まない。自然とサラダやスープなど軽めのものに手が伸びる。
「ところで……」
「ええ、楽しみにしていますね」
「はい! シェード、シェフと明日のお茶会について話し合いをしますわよ!」
すっかり忘れ去られていた使用人を引き連れたアンジェリカ様はダイニングルームとは逆方向、おそらくはキッチンのある方向へと進んで行った。
「ふんふふん~」
鼻歌を歌いながら去っていくアンジェリカ様の蜂蜜色のフワフワとした髪は、フリルたっぷりのドレスと仲良く揺れていた。
「モリア……その、色々と迷惑をかけてしまって申し訳ない……」
「お気になさらないでください。私も楽しかったので……」
ラウス様は気にしているようだけど、今日一日を振り返ると『楽しかった』とその一言に尽きるのだ。
こんなに甘えてしまっていいのかと悩んでしまうほどに。
やはり朝と同様に量の多い食事を目の前にしながら、途切れてしまった会話の代わりに手を進める。
とはいえ先ほどまであれだけのケーキを食べていたからかあまり食は進まない。自然とサラダやスープなど軽めのものに手が伸びる。
「ところで……」