恋をしない秘書と恋に落ちた御曹司の甘くて危険な攻防戦
「みのり……反則だ。メガネは?」
先にソファへ腰掛け、ワイングラスを傾けていた要さんがこちらへ視線を向ける。その頬はほんのりと赤く染まっていた。
「す、すみません。お見苦しい姿を見せてしまって……化粧してきます!」
慌ててそう言うと、要さんはすぐに声を上げた。
「待て! そのままでいい」
「じゃあ、メガネだけでも……」
急いで部屋へ戻ろうとしたのに、後ろから手首を掴まれる。そのまま引き寄せられ、気づけば要さんの胸の中に抱きしめられていた。
「そのままがいい。メガネがなくても見えるんだな?」
「はい……度はあまり入っていないので。どちらかと言えば伊達に近いかも?」
私が普段かけているメガネは、視力矯正が目的ではない。どちらかと言えば顔を隠すためのものだ。もちろん多少は度が入っているけれど、なくても日常生活に支障はない。
「それは好都合だ」
耳元で囁くように落とされた声が、密着した身体を通してダイレクトに響いてくる。
シャワーを浴びたばかりの要さんの身体はまだ温かく、ふわりと清潔な香りが鼻先をくすぐった。その匂いに包まれるだけで、胸の奥が妙に落ち着かなくなる。
先にソファへ腰掛け、ワイングラスを傾けていた要さんがこちらへ視線を向ける。その頬はほんのりと赤く染まっていた。
「す、すみません。お見苦しい姿を見せてしまって……化粧してきます!」
慌ててそう言うと、要さんはすぐに声を上げた。
「待て! そのままでいい」
「じゃあ、メガネだけでも……」
急いで部屋へ戻ろうとしたのに、後ろから手首を掴まれる。そのまま引き寄せられ、気づけば要さんの胸の中に抱きしめられていた。
「そのままがいい。メガネがなくても見えるんだな?」
「はい……度はあまり入っていないので。どちらかと言えば伊達に近いかも?」
私が普段かけているメガネは、視力矯正が目的ではない。どちらかと言えば顔を隠すためのものだ。もちろん多少は度が入っているけれど、なくても日常生活に支障はない。
「それは好都合だ」
耳元で囁くように落とされた声が、密着した身体を通してダイレクトに響いてくる。
シャワーを浴びたばかりの要さんの身体はまだ温かく、ふわりと清潔な香りが鼻先をくすぐった。その匂いに包まれるだけで、胸の奥が妙に落ち着かなくなる。