恋をしない秘書と恋に落ちた御曹司の甘くて危険な攻防戦
翌日――
『TOKITOグループ』本社前は、張り詰めた空気に包まれていた。
隅田室長を先頭に、私たち秘書課の面々が一列に並ぶ。そして時任要副社長の到着を、今か今かと待っていた。
受付や他部署の女性たちも、御曹司の姿を一目見ようと業務中にもかかわらず集まってきている。
やがて、黒塗りの高級車がゆっくりとエントランスへ滑り込んできた。
『TOKITO』の最上級モデルで、日本に数台しかない限定車――それだけで、周囲の視線が一斉に吸い寄せられる。
運転手が素早く降り、後部座席の扉を開いた。その瞬間、場の空気がぴたりと止まる。
車内から、磨き上げられた革靴が現れて地を踏んだ。
そして、ゆっくりと――男が姿を現す。
「「「……‼」」」
その姿を捉えた瞬間、場がシーンと静まり返った。副社長の放つ圧倒的な存在感に、誰もが言葉を失い、ただ見惚れている。
『TOKITOグループ』本社前は、張り詰めた空気に包まれていた。
隅田室長を先頭に、私たち秘書課の面々が一列に並ぶ。そして時任要副社長の到着を、今か今かと待っていた。
受付や他部署の女性たちも、御曹司の姿を一目見ようと業務中にもかかわらず集まってきている。
やがて、黒塗りの高級車がゆっくりとエントランスへ滑り込んできた。
『TOKITO』の最上級モデルで、日本に数台しかない限定車――それだけで、周囲の視線が一斉に吸い寄せられる。
運転手が素早く降り、後部座席の扉を開いた。その瞬間、場の空気がぴたりと止まる。
車内から、磨き上げられた革靴が現れて地を踏んだ。
そして、ゆっくりと――男が姿を現す。
「「「……‼」」」
その姿を捉えた瞬間、場がシーンと静まり返った。副社長の放つ圧倒的な存在感に、誰もが言葉を失い、ただ見惚れている。